千体千手観音立像のスケール感。
京都の三十三間堂へ初めて行った。
そこで、初めて千体千手観音立像を見た。そこで見た同じ仏像が1000体立ち並ぶ様は、まさに圧巻。そのインパクトに静かに圧倒された。
これがつくられたのは平安末期から鎌倉時代にかけて。今からおよそ1000年前になる。もちろん機械がない時代に手作りで一体一体これがつくられたことを思うと、その時代の日本人がもつ精神に気おされる。
なぜ、このようなものをつくりきれたのか。その時代のことを想像させる。生命への想いだろうか。疫病や飢饉など、長くは生きられなかった時代。そのような時代だからこそ、ここまでのものがつくられたのだろうか。
奈良や鎌倉の大仏はその大きさからスケール感を感じられるが、この千体千手観音立像は、また違ったスケール感がある。
これまで多くの仏像を見てきたはずだが、この千体千手観音立像は、どれよりもインパクトがあり日本人の精神が感じられるものだった。